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とりかえばや ネタバレ「episode47 乱の気配」 [ネタバレ]

月刊flowers最新号(2016年7月号)掲載、 さいとうちほ先生の「とりかえばや」47話
「episode47 乱の気配(らんのけはい)」のネタバレ感想です!





主上より親王の位を授けられた弓弦王。

主上に向かって頭を下げ続ける弓弦王と式部卿の宮でしたが、
式部卿の宮が小声で主上からの品を受け取るように促します。

「かたじけのうぞんず!」

品を受取った弓弦王は、
「上様!うれしゅうぞんず!」
と声を張り上げます。

弓弦王の物言いに周囲は思わず吹き出してしまいます。

(元気なのはいいが少し礼儀が…。)
主上はどう思っているのかと主上の方を見つめる沙羅でしたが、
主上は目の前に居る弓弦王では無く別の方向を見つめています。

主上の視線の先には一人の僧が居り、その僧を厳しい眼差しで見つめる主上。

主上が見つめる僧こそ、弓弦王を東宮、ひいては帝にした後、
自分達が政治を牛耳ってやると鞍馬山で話していた「銀覚」という悪坊主ではないかと思い至る沙羅。

(ああ…!!言葉を発してくれればあの鞍馬山の悪坊主かどうかすぐにわかるのにっ!)

何とかして声が聞きたいと思案した沙羅は、
「…上様、銀覚にお言葉をかけられては?」
と主上に進言します。

沙羅を見つめる主上と、しっかりと見つめ返す沙羅。

主上は
「銀覚!尽力ご苦労。」
と言葉を発します。

「銀覚殿、尽力ご苦労であったと主上が仰せです。」

御簾ごしの主上からの言葉が銀覚に伝えられ、驚いた銀覚は、
「お言葉を賜り、銀覚この上なき幸せにございます!」
と頭を下げます。

(あの時の声だ!!まちがいない…!!この…っ悪坊主がっ!)
と怒りに震える沙羅。

思いがけない主上の言葉に笑みを浮かべる銀覚でしたが、ふと視線を感じて見つめた御簾の先に、
扇で顔を隠しながら自分を振り返っている沙羅に気付きます。

沙羅を凝視する銀覚ですが、沙羅は一瞬で視線を外して前を向いてしまいます。

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主上の御前から下がった弓弦親王は、賜った文を見つめます。

寝そべりながら、
「これで私は東宮になったのですか?」
と式部卿の宮に尋ねる弓弦王でしたが、式部卿の宮は
「いいえ、まだ親王の位が与えられただけです。」
と返します。

「貴方はまだ宮中の礼儀作法が足らぬご様子。」
寝そべる弓弦親王を起こして着物を整える式部卿の宮。

そこに銀覚が現れます。

銀覚は式部卿の宮に向かい、
「東宮を決めるのはいつに?今の女東宮が廃位されたらすぐにでも?」
と問いますが、東宮選びは後の帝選びという重大事の為、主上は今しばらく待つつもりである事、
朱雀院(前帝)や重臣達と十分に検討したのちに東宮を定めるという主上の考えを伝える式部卿の宮。

式部卿の宮の言葉に顔を険しくし、
「それは…他に有力な皇子が居られるのでしょうか?
それとも主上は新しい女御に期待するおつもりになられたのでは?
新しい尚侍をお迎えになったようですが…。」
と尋ねる銀覚。

「あれは東宮に仕えていた睡蓮の尚侍だ。」
式部卿の宮の言葉に、

「あれが…。」
と、御簾ごしに強い瞳でこちらを見つめる沙羅の姿を思い出す銀覚。

「なるほど、美しい姫ですな。関白左大臣の姫とあらば家柄も最上。
主上の寵愛を独り占めし皇子誕生という事も…。」
と呟く銀覚に

「あるやもしれぬ。主上が東宮を決めるのを迷われているのは確か。」
と答える式部卿の宮。

「睡蓮の尚侍…。危険だ…!」
顔を歪める銀覚。

不穏な二人の話を無表情で聞いている弓弦親王―。

一方、沙羅は―


「あの声、あの僧です!」

跪いてそう訴える沙羅の言葉に、一瞬主上の顔に動揺が走ります。
次の瞬間、沙羅を手招きして几帳(帳という布を掛けた間仕切り)の向こうへと去ってしまう主上。

(え…中へ?でも…。)
周りの女房の視線を気にする沙羅でしたが、几帳の中に入った沙羅に
主上は更に帳(とばり)を下ろすように命じます。

「けれど…。(周りが何と思うか…)」
動揺する沙羅に向かって

「秘密の話をするにはそう思わせておくのが得策。」
とそっと耳打ちする主上。

下ろされた帳に周りの女房達に衝撃が走ります。


薄暗い几帳の中、
「銀覚が鞍馬山で東宮様を呪った僧でございます!悪坊主に間違いありませぬ!」
と訴える沙羅でしたが、

「声が大きい近う。」
と主上の伸ばした腕の中に入る形になってしまいます。

(上様の香りが…)
顔を赤らめる沙羅に、

「声が似ていたというだけでは弱い。呪いをかけたという御札と御供米は持っているのか?」
と問う主上。

怒りに駆られて米は鞍馬山で捨ててきてしまったものの、
米が入っていた布袋と御札は持っている事を告げる沙羅に、
証拠になるかもしれないので自分に渡すようにと主上は告げます。

主上の腕の中、
「上様…伺ってもよろしいですか?」
と尋ねる沙羅に、

「なんなりと…尚侍の仰せのままに。」
と返して、優しく沙羅を見つめる主上。

かあっと頬を染める沙羅に対して目を細め、
「尚侍が赤くなるのを見るは楽しい。」
とからかう主上に真っ赤になった沙羅ですが、

「あ…あの、上様は誠に弓弦親王を東宮にするおつもりでしょうか?危険では?」
となんとか尋ねます。

沙羅の言葉に表情が険しくなった主上は、
「親王の人となりを知って決める。」
と語り、式部卿の宮が世話する形でしばらく内裏に親王を住ませるので、
沙羅にも親王を判じて欲しいと告げます。

「親王は貧しい田舎暮らしから、いきなり東宮候補にされて帝王学を何も知らぬ。
子供ゆえに素直に学んで伸びるやもしれぬ。
親王が東宮の器であるかどうか、導きながら判ずるのだ。」

主上の言葉に
「は…い、やってみます。上様の為ならば。」
と告げる沙羅。

じっと沙羅を見つめる主上は沙羅の髪を手に取った後、
手を滑らせ、沙羅の顔まわりの髪を両手で触ります。

「あの…」
動揺して主上を見つめる沙羅でしたが、
「少し乱れ髪の方がそれらしい。」
と語る主上。

帳を上げて出てきた沙羅と主上でしたが、
髪も着物も乱れた沙羅の姿に、衝撃を受ける女房や臣下達。

一人涼しい顔の主上は、臣下に向かって
「何を赤くなっている。文書を持て、仕事をしよう。」
と微笑みかけます。

その場を退出しながら、
「上様…楽しんでおられるのか?私が帝のお手つきの尚侍と皆が信じ込む事を…。」
と考える沙羅。

多数の女房達が興味深げに見つめる視線を御簾越しに感じながら廊下を歩く沙羅―。

弓弦親王と沙羅―


内裏の淑景北舎(しげいほくしゃ)が与えられた弓弦親王の元を訪れた沙羅。

「睡蓮の尚侍様に内裏の事など教えを請うように。」
という式部卿の宮の言葉に、

「よろしゅうお願い申し上げまする!」
と頭を下げる弓弦親王。

「親王は都の事を何も知らず育っております。何卒よしなに。」
几帳を隔てて横に座っている式部卿の宮から声を掛けられ、

「しかと。」
と答える沙羅でしたが、式部卿の宮は右大将だった頃の自分を知っている為、

(ばれぬよう用心せねばならぬ。)
と警戒します。

さらにここは、沙羅が石蕗に襲われて子を宿した場所―。

もうこの世に居ない我が子の事を思い返し、切なげな表情を浮かべる沙羅を見て
「尚侍様、青ざめて居られるようにぞんず!休まれた方が良いのでは?」
と声を上げる弓弦親王。

「いえ…そういう訳では。」
と否定する沙羅でしたが、弓弦親王は
「部屋までお送りします!」
と沙羅の前を歩き出します。

方向を間違えて清涼殿へ向かおうとする親王に、
「そちらは主上の清涼殿…。」
と声を掛ける沙羅。

清涼殿から二人の姿を見かけた主上は笑みを浮かべます。


そうして沙羅の住まう承香殿に着いた二人。

「もう気分は良くなりましたので、ここで先程の続きを致しませぬか?」
と語る沙羅に「はい!」と元気に返す弓弦親王。

「調べ合わせは宮中では欠かせぬ楽しみです。横笛などいかがですか?」
と沙羅から提案され、

「…… はい。」
と横笛を手にする弓弦親王。

弓弦親王が思いっきり横笛を吹くと、「ビィーーーーッ」
と凄まじい音が鳴り響きます。

笑顔で弓弦親王の隣に居る沙羅を遠巻きに見守る女房達は、
「ひどい音…。」
「尚侍様はよく聴いていられますね。」
と耳を塞ぎます。

はぁはぁと息を切らせた弓弦親王は、
「笛は得意では無くて。琴なら得意なのですが。
母さまが忘れ形見に残しましたのでよく弾きました。」
と語ります。

弓弦親王の言葉に、
(忘れ形見― では父も母も居られぬのか。)
と考える沙羅。

笛を握りしめ、
「練習します。」
と語る弓弦親王に、

「…このように吹くのですよ。」
と告げて、弓弦親王の手から横笛を取る沙羅。

(もしも私の子供が無事に育ってくれていたら、
母上が私に琴を教えてくれたようにこんな風に横笛を教えたかもしれぬ。)

沙羅が横笛を吹き始めると、沙羅が奏でる横笛の音色に聞き惚れる女房達。

弓弦親王も
「尚侍様は…横笛の名手なのですね。」
と感嘆します。

夢中で横笛を吹く沙羅でしたが、ふいに女房達がざわめいた後、傍に居る弓弦親王が
「上様…!」
と跪きます。

ハッと横笛から口を離した沙羅が見つめた御簾の先に主上が座っていました。

「…懐かしい…沙羅双樹の右大将の音色ぞ。」
驚いた表情でそう呟く主上の言葉に

「!」
と息を呑む沙羅。

「う…右大将とはよく合奏したり教え合ったり致しましたゆえ…。」
と頭を下げる沙羅に、

「…そうか、兄と妹とは不思議なものだな。」
と納得したような主上でしたが、沙羅は

(いけない、気をつけねば。上様がこんなに私の横笛をよく覚えていて下さったなんて…。
嬉しいけれど私が右大将だったと露見したら…。)
と動揺します。

顔を曇らせてしまった沙羅の様子に、
「―許せ。右大将を思い出し悲しませたか。」
と声を掛ける主上。

「いいえ!」
と慌てて否定した沙羅に、主上は

「今右大将はどこだ?」
と尋ねます。

「芦屋の別荘に蟄居(謹慎)しておると文が参りました。」
と答える沙羅。

主上は、
「遠くない将来、右大将は都に戻す。悲しまぬように。」
と告げて立ち上がり、

「嬉しいお言葉…身に余ります。」
と返す沙羅。

立ち去る主上を御簾越しに見つめる女房達は、
「姫様を清涼殿に近い場所に住まわせているのは、こんな風にすぐにお渡りになる為でしょうか。」
「そうとしか思えぬ。」
と語り合います。

吉野の君からの便り―



数日後、沙羅の元に吉野の君から

「東宮廃位の噂がこの吉野まで届き、居ても立ってもいられませぬ。急いで報告を。」
という文が届きます。

主上に口止めされているものの、
「やはり東宮様に関する事は吉野の君様に隠してはおけぬ。」
と考えた沙羅は吉野の君に文を送ります。


吉野山にて沙羅からの文を受け取った吉野の君。

「…東宮への呪詛、鞍馬山…弓弦親王と式部卿の宮…銀覚…だと?」
蒼白になった吉野の君は、近くにあった湯のみを倒してしまい、床に液体が溢れ散ります。

「御館様?ご無事で?」
駆けつけた使いの者に、

「心配ない。それより文箱を持て。右大将殿の文が入っているものだ。」
と命じます。

文箱から取り出した文を真剣に見詰める吉野の君は、
「動かねばならぬ。取り返しがつかぬ事が起こる前に。」
と呟きます。

睡蓮再び―



吉野山を降り、共の者を連れて馬に乗って芦屋を尋ねた吉野の君は、
道をゆく者に

「もし、土地の方。芦屋の浜の貴族の別荘を探しているのだが。」
と尋ねますが、あいにく浜一体は貴族の別荘が多いとの事で、
道ゆく人々に聞き込みますが、なかなか睡蓮の手がかりが得られません。

「居られる事は確かなようだが…。」
と呟く吉野の君の視線の先の海の岩の上に、上半身裸の漁夫がいます。

共の者が声を掛けようとすると、漁夫は海に飛び込んでしまいます。
「ああ…飛び込んでしまった…。」
と呟く共の者に、

「待て。」
と声を掛けて馬から下りる吉野の君。

何かを素手で捕まえて海から上がる漁夫に向かって、

「そこの海人、教えてくれぬか?人を探している。
関白左大臣様の別荘に藤原月光殿という方が居られるはず―」

被っていた笠を上げながら漁夫を見つめた吉野の君の視線の先には、
無造作に髪を結い上げ、すっかり逞しくなった睡蓮其の人が立っていました。

「―吉野の君?」
と呟いた睡蓮に、

「右大将どの?」
と驚愕する吉野の君。

びく(魚籠)を手にして、笑顔で吉野の君目掛けて岩の上を走る睡蓮―!


次号に続きます!!


episode46 弓弦王 ◆◇ 目次 ◇◆ episode48 闇に挑む

感想


後ほど追記します!

…が一言だけ!!

すすす…睡蓮がーっ!!帰ってきたよーっ!!

やったー!!

次の東宮は、睡蓮がなればいいのにと思ってしまうんですけど血筋がね…。

とりかえばや掲載の「月刊flowers 7月号」はコチラ↓↓



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