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とりかえばや ネタバレ感想 「episode45 鞍馬山」 [ネタバレ]

月刊flowers(2016年5月号)掲載、 さいとうちほ先生の「とりかえばや」45話
「episode45 鞍馬山(くらまやま)」のネタバレ感想です!





東宮が病がちであることを理由に、
新たに男の東宮をたてる事を主上が宣言した事を父・丸光から聞き、
「主上は本気でそのような事を?酷いではありませぬか!!」
と丸光に詰め寄る沙羅。

丸光は、新たな東宮をたてる事は娘の東宮の体を心配した朱雀院からの申し出である事、
東宮の母も若くして亡くなった事を語り、
「今までも無理を重ねて来た結果、これ以上は持たないと主上が判断されたのだろう。」
と説明しますが、

(東宮様は元気になって睡蓮が戻るのを待つと仰せになったのに…!
きっと東宮の姿のままで睡蓮を迎えたいのに違いないのに…!!)
と納得いかない様子の沙羅。

丸光から
「沙羅…そなたも右大将まで上った身ならわかるであろう。
これは政(まつりごと)じゃ。情に流されてはならぬ事もある。
主上も…心中では苦しまれているであろう。」
と諭され、沙羅は何も言えません。

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鞍馬詣で再び―


日が変わり、部屋に十良子と十良光を呼んだ沙羅は、
蟄居中(謹慎)の身であるものの、
「東宮様の平癒祈願の為にこれから鞍馬詣でに行くので、共をするように。」
と二人に命じます。

沙羅の鞍馬詣での話を聞き、青ざめる十良子と十良光は、
「恐ろしくはないのですか?幼かった姫様と睡蓮様が天狗の盗賊にさらわれ、
危ない目にあったあの山へもう一度参るのですか?」
と沙羅に確認しますが、

「行かねばならぬ。」
と強い決意を見せる沙羅。

古来より霊山として恐れられてきた鞍馬山は、山の精霊・大天狗が住まう地であり、
空より降りてきた魔王を封じ込めているとも言います。

(魔が支配する山は転じて強い加護ともなる―)

鬱蒼とした鞍馬山の雰囲気に圧倒されながらも、
長い石段を登り、鞍馬寺に到着した沙羅の一行を、

「これはこれはっ…。関白左大臣家の姫様がようおいでになられました。」
と笑顔で出迎える僧侶達。


仏像のある寺院内に通された沙羅と十良子・十良光の3人。

「東宮様の平癒祈願とあらば、殊の外念入りに記念して参りましょう。しばしお待ち下さい。」
と告げてその場を立ち去る僧侶にほっと安心した沙羅は、仏像に祈りを捧げます。

その後、寺院内を一人歩き出した沙羅は、天井に描かれてある恐ろしげな龍の絵に、
恐ろしかった天狗を重ね、幼い時に睡蓮とこの鞍馬山でたった2人で過ごした時の事を思い出し、
ぞっと恐怖に駆られます。

慌てて寺院から外へ出てため息を吐く沙羅。そこに、
「『左大臣家の姫』とは尚侍であろう?」
と、先程の僧侶と、さらに位の高そうな僧侶が自分の事を話している声が目の前の建物の窓から聞こえてきます。

「東宮様の平癒祈願に鞍馬まで来るとは見上げた忠義者じゃ!
ではこれを東宮様に差し上げるよう伝えなさい。
特別の念を込めた御札と御備米(おくま)じゃ。」

「はい。」

という声に
(ありがたい)
と手を合わせる沙羅でしたが、次の瞬間、

「これで益々女東宮の病は重くなろう!」
という僧侶の言葉に耳を疑う沙羅。

「女東宮は廃され、我らの推す皇子が東宮位につく!
そして今の帝を引きずりおろした後、我らの皇子が帝となって、我らは藤原の関白左大臣・右大臣に替わって政を司るのだ!!ふははは…!」

高笑いする坊主の声に、

(誰じゃ?この恐ろしい言葉を吐く毒坊主!!顔を見せよ!)
と怒りに震える沙羅は、僧侶の顔を見ようと窓に近づきますが、「ガタン」と物音が響き、その場を後にせざるを得なくなります。

沙羅の姿が見えない事を心配していた十良子と十良光の元に戻った沙羅。

(あの話し手は一体誰なのか?皇子を推すという位なのだから、それなりに高位の僧侶に違いない!)
と思案している所へ、先程の僧侶が戻ってきます。

「お待たせ致しました。念入りに祈祷して参りました。東宮様に是非差し上げて下さりませ。」
と僧侶が差し出した御札と御備米を、一瞬苦々しい目で見つめた沙羅でしたが、すぐに笑みを浮かべ、

「貴方様がありがたい祈祷をして下さった下さったのですか?」
と僧侶に尋ねます。

「いえいえ、私なぞまだ使い走りでございます。
丁度ご滞在になっている特の高い方にお願い致しました。」
と応える僧侶に、

「それはどちら様でしょうか?お礼を申し上げたいのですが。」
と告げる沙羅。

「…それが― 祈祷が終わるとすぐご出立に。」
「そうですか、ではお名前だけでも。」

無礼な僧侶を突き止めようとする沙羅ですが、僧侶は沙羅の問いには応えず無言で微笑んだ後、
「この御備米を少しずつ召しあがれば、必ず平癒致しましょう。」
と告げて話を終えます。


下山する沙羅達一行。

沙羅は前を歩く十良光に、寺で頂いた御備米の包を開くよう命じます。
十良光から受け取った御備米の包の口を開け、ザッとその場に米を捨てさる沙羅に
「何をなさいます!?」
と驚く十良子と十良光でしたが、沙羅は、

「うっかり落としてしまった!よいな?他言は無用じゃ!!」
と厳しい表情で言い放ちます。

鞍馬山を下りながら、
(東宮様と主上を守らなくては!私は宮中に戻らなくては!!)
と決意する沙羅―!

清涼殿では―



公務中の主上の耳に、東宮選びをしている殿上の間の騒ぎが聞こえてきます。

「お出ましになりますか?」
と尋ねる女房に、

「少し様子を見よう。」
と応える主上。


殿上の間では、人々が次の東宮について言い争っています。
「あちらもだめ、こちらも足りぬと関白左大臣様は仰せになるが、
ではどなたが新しい東宮にふさわしいとお思いか!?」
と、兄である右大臣に問いつめられる関白左大臣・丸光。

言い淀む丸光でしたが、「さあ!」と急かされ、
今は吉野山に隠遁している「吉野の君」の名前を口にします。

「何を申されるかと思えば…っ!出家した御方を東宮などととんでもない!」
と声を上げる右大臣に、
「いやしかし…過去にも出家後に皇籍に復した帝の例もございます!」
と反論する丸光でしたが、

人々は、
「過去によからぬ疑いをかけられた御方である事を皆忘れてはおらぬ。」
「第一主上よりも遥かにお年が行っておられる。また次の東宮で揉めまする!」
と反対します。

口ごもってしまう丸光に
「吉野の宮の皇籍復帰が認められるのならば、私の婿・石蕗の権中納言を復させ、
候補にしても良いという事になる。」
と主張する右大臣の言葉に、飲んでいたお茶を吹き出して、げふげふとむせこんでしまう石蕗。

「大丈夫ですか?権中納言殿!!右大臣様もご冗談が過ぎる…!!」
「本命が居らぬとこのように混沌とするものか…。」
と語り合う人々。

「結局…有力な御方といったら… 式部卿の宮お一人…。」
人々の視線が主上の義兄である式部卿の宮に注がれた所へ、

「上様がご臨席なさいます。」
という言葉と共に扉が開かれ、主上が現れます。

一斉に頭を下げる人々に、
「続けよ。」
と声を掛けて椅子に腰かける主上。

頭を下げたまま主上をちらりと横目で見る式部卿の宮と、それを見返す主上。

頭を上げた式部卿の宮は、「自分は東宮の器ではない。」と告げた後、
「私が推すのは― 弓弦王!」
と口にします。

「ゆずる おう?」
「知らぬ名じゃ。」
ざわつき始める人々の中、

「三代前の帝の第八王子、貞頼親王の息子に当たられる方ではないか?」
と口にした主上に式部卿の宮は、

「さすが上様!弓弦王は我らの従兄弟にあたります。
貞頼親王は帝の最晩年に生まれ、帝の死後は母方で育ちましたゆえ知る者も少なく、
そのまた息子ですから知る者はさらに少ない。」
と語ります。

式部卿の宮の話に、
「無名の皇子を誰がお支えするっ!?」
と声を荒げる右大臣。

式部卿の宮は、
「弓弦王に有力な後ろ盾が無いと言われるなら、この式部卿の宮が後ろ盾になり、全力でお支え申し上げる!」
と頭を下げます。

式部卿の宮の言葉にざわめく人々の中、後方に居た一人の僧侶がにやっと笑みを浮かべます。
その僧侶に視線をやり、同じように笑みを浮かべる式部卿の宮。

無言の主上は、厳しい表情を浮かべます―。

関白左大臣家では―


琴の演奏中、弦が切れてしまい、衝撃に顔を歪める沙羅。

心配して近づいた母に、
「―母上、私が蟄居を解かれ、宮中に出るのは早過ぎると思われますか?」
と強い瞳で問いかける沙羅。

「…そなたは宮中に戻りたいのですか?」
という母の問いに、

「はい、戻りとうございます。」
と応える沙羅。

母は、無言でじっと沙羅の顔を見つめます。

「い…いけませぬか?」
と問う沙羅に、

「何故ですか?母と家で女の修行をするのに飽きましたか?
書と和歌は完璧ですが、琴はまだまだですよ。人に聴かせられる程度にはなりましたが。」
と応える母。

「でも…っ 私は戻らなければならないのです!」
「なぜ?そなたが戻っても東宮様の廃位は止められますまい。」

「私は…主上を守りたいのです。」
「そなたが?」

「私に出来うる限りの…力の限りを尽くして― 命に代えても…!!」

拳を握りしめ、強く訴える沙羅に圧倒された母は笑みを浮かべて沙羅の頭を優しく撫でると、
その場を離れて襖を開き、

「これをまとうて参内するが良い。主上よりそなたに賜りました。」
と、奥からきらびやかな衣装を出してきます。

(主上が私に?)
衣を手に取って見つめる沙羅に、

「そなたには黙っておりましたが、主上から既にそなたを宮中に戻すよう命が下っておりました。
主上はこう申されたそうです―。」

『ただし尚侍が自ら宮中に戻りたいと言うまで、戻るにあたわず。』

母から主上の言葉を聞き、頬を染めて
(お優しい主上に早くお会いしたい…!!)
と衣を抱きしめる沙羅でしたが、

「このように美々しくきららかな衣で戻っては、東宮様の女房達が何と言うか…。」
と不安を口にします。
そこへ母が、

「そなたはもう東宮様の尚侍には戻れませぬ。」
と笑みを浮かべます。

母の言葉に、
「え、それは…!?」
と驚く沙羅。

沙羅の参内―!


共の者を従え、主上から賜った衣を身につけて美しく着飾った沙羅が参内すると、
公務中の主上は公務を抜け出し、息を切らせて沙羅の元へ駆けつけます。

「とうとう戻られたか…!睡蓮の尚侍!」
と声を掛けた主上は

「これより、そなたを帝の尚侍に任ずる。」
「そなたの役目は、常に私の傍らにいて私の仕事を助ける事。」
と告げ、沙羅に向かって手を差し伸べます。

「はい、謹んで受け賜りましてございます!」
主上に向かって手を伸ばす沙羅―!

次号に続きます―!!

episode44 花の決意 ◆◇ 目次 ◇◆ episode46 弓弦王

感想


後ほど追記します!

とりかえばや掲載の「月刊flowes 5月号」はコチラ↓↓


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