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とりかえばやネタバレ感想 「episode43 再びの縁」 [ネタバレ]

月刊flowers(2016年3月号)掲載、 さいとうちほ先生の「とりかえばや」43話
「episode43 再びの縁(ふたたびのえにし)」のネタバレ感想です!




四の姫を胸に抱いて馬を駆る石蕗。
眠っているのか、目を閉じたままの四の姫に声を掛け、目的地への到着を知らせます。

着いた場所は鳥羽にある石蕗の別荘でした。

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四の姫を抱いて馬から下ろす石蕗。
お互いの顔の距離が近くなり、
思わず見詰め合う二人でしたが、
四の姫は両手で石蕗を押し返して距離を取ります。

「疲れたであろう」と四の姫を労わる石蕗でしたが、無言の四の姫。


通された部屋の床にはでんでん太鼓や雛人形、手毬などの玩具が多数揃えてあります。

でんでん太鼓を手に取る四の姫に、
「それは、貴方と姫達(娘達)をここに迎えようと思って用意させた。
貴方の輿入れを知って以来、何が 最善なのか考え続けた。」と告げる石蕗。

それを聞いた四の姫は、
「主(ぬし)は、姫達をさらって来る覚悟があるのか?まことに?」
と、険しい表情で石蕗を睨み付けます。

石蕗は、自分が調べた、
「四の姫の再婚相手が60代の老人である」事、
「再婚相手が、当初と違って姫達を引き取る気が段々となくなって来た」事、
「右大臣が大納言家からの“珠子の養女の申し込み”を承諾した」事、
「自分に懐いている雪姫は手元で育てようとしている」事を四の姫に語ります。

それを聞き、自分に一言の相談も無く姫達を奪おうとする父・右大臣に対し、
「…われの思いなぞ、どうとでもなると思し召しか…。」
と嘆く四の姫。

石蕗は、「貴方はどうしたいのか教えてくれ。貴方の思いを第一にする。」と告げます。

「姫達も一緒なら再婚してもよいと言うのなら、
私につてがあるので、再婚相手を説得してもよい!
貴方が私を“頼りならぬ”と愛想を尽かした事もわかっているが、
貴方と姫達を第一に思う心はある!
私は雪姫と珠子の父であり、貴方は母だ。
前世からの契は決して消えぬ!」

真剣な眼差しでそう訴える石蕗に、言葉に詰まる四の姫でしたが、
「…姫を慈しむ気のない男とは添うつもりはない。
そして大納言家へ珠子を渡すつもりもない。」と自分の想いを告げます。

「では右大将と夫婦のままお父上の元にいたいのか?」と尋ねる石蕗に、
「父上がわれを騙した事は忘れぬ。」と言い放つ四の姫。

「それに…われは背の君の重荷になる事も望まぬ。
背の君は東宮さまを…。」
睡蓮を気遣う四の姫の言葉に、

「それは誤解だ。右大将と東宮さまは深い仲であるはずが…」
と口にしてから、ハッと気付く石蕗。

「なぜ言いきれる?」
と追求する四の姫に、

(「女だから」…なんて言える訳がないっっ)
と冷や汗を浮かべますが、

「俺は…右大将の性格はよく知っているっ。東宮様に不敬は働かぬ!」
と、なんとか取り繕います。

「…われ一人なら出家すれば済むのだが…」
と呟く四の姫を
「それはならぬ!」
と慌てて止める石蕗。

勢い余って思わず四の姫の腕を掴んでしまった石蕗は、
「あと一つ道がある。私と夫婦になって二人の姫を育てるのだ。」
と口にします。

目を見開いて驚きの表情を浮かべる四の姫。

「…むろん押し付ける気はない。貴方は信じないかもしれないが、私は本気だ。」
と語る石蕗に、
「うつけじゃ。」
と呟く四の姫。

「都の人々の…失笑を買うだけなのに…。」
四の姫の言葉に、
「だな。」
と相槌をうちながらも、息をついて自嘲の笑を浮かべる石蕗。

石蕗が四の姫に目を遣った次の瞬間、
石蕗の頬に触れる四の姫!


四の姫は石蕗の顔を覗き込み、

「うつけはわれの事じゃ。」
と告げ、石蕗の首に縋り付きます。

「…四の姫!!」

抱きついてくる四の姫と共にそのまま床に倒れこむ石蕗。
きつく抱き合う二人の目には涙が浮かびます。

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右大臣家では―


四の姫が輿入れ途中にさらわれてから3日―。

「四の姫を連れ去ったのは確かに石蕗の権中納言だったのだな!?」
と尋ねる右大臣に、

「はい、私に「付いて参れ」とはっきり仰せになりまして…。」
と答える女房の左衛門。

あちこちの石蕗の持つ別荘を調べても手がかりが無く、
「やはり主上に訴え出て裁いて頂きましょう。」
と提案する従者を、

「たわけがっっ!四の姫の出立が遅れると伝えただけで、
『式を延期したい』とお怒りの再婚相手に、この事が知れたらどうなる!?」
と叱責する右大臣。

そこへ四の姫の帰還を知らせる従者が息を切らせて駆け込んできます!


次の瞬間、後ろに四の姫を従え、堂々とその場に現れた石蕗の姿が。

「ごっ…ごっ、権中納言を捕らえよ!!」
という右大臣の命令が響き渡り、皆が一斉に石蕗目掛けて襲いかかりますが、

「はなしなさいっ!」
という四の姫の命令に石蕗を解放する従者達。


「四の姫、案じておったぞ!無事であったか!」
と声をかける右大臣でしたが、

「父上のお心を惑わし、かたじけなく存じます。
それで、われの姫達はまだここにおりましょうか?」
と返す四の姫。

「むろんじゃ。…」
自分の謀をお見通しの四の姫の言葉に、青ざめて顔をひきつらせる右大臣。

「どこに、おりましょうや?」
鋭い瞳でそう尋ねる四の姫に、慌てて左衛門を呼ぶ右大臣。

「かかさまーっ!」
左衛門に連れられて現れた二人の姫を笑顔で抱きしめる四の姫と、
その様子を青ざめて見つめる右大臣。


するとその場へ跪いた石蕗が口を開き、
「右大臣様、この権中納言。改めてお願いにあがりました。
四の姫様と夫婦になること、お許しくださいっ!」
と土下座します。

「このたわけ!戯言を申すなっ!」
激昂した右大臣は石蕗を蹴り飛ばします!

床に打ち付けられた石蕗に駆け寄り、
「何をなさる!!」
と、石蕗を庇う四の姫でしたが、
右大臣はなおも石蕗を踏みつけ、

「こやつのせいで、折角の縁組に傷が付く所じゃ、
また四の姫を不幸にしようと…っ!」
と石蕗を責めますが、

「再婚相手は、すでにこの縁組をとりやめたいと思っておりましょう。」
と不敵な笑みを浮かべながら告げる石蕗。

「なにをっ…」
鋭い瞳で睨み付ける右大臣に向かい、石蕗は

「つい7日前に再婚相手が亡き妻の法要を行った」事、

「その際に読経をする僧が神懸りになり、亡き妻の霊が降りてきて
『北から来る女に心せよ。南より来る女は幸いを招く。』と告げた」事、

「亡き妻のお告げにより再婚相手が、“北方より輿入れする四の姫”に不安を抱き、
“自分の屋敷の南方に住む未亡人”を思い出し、
その方を妻にしたいと考えるようになった」事を語ります。

「…そのような戯言…誰がっ!」
と動揺する右大臣でしたが、石蕗は、

「再婚相手の屋敷の近くには自分の別荘があり、
管理の者がその法要に参り、一部始終報告して参りました。」
と語ります。

「その神懸かった僧侶は、そなたの命を受けたのではないのか?」
と訝しむ右大臣に、

「―まさか。
ただ…我が家からの奉納として、僧侶の寺には三頭の馬と多くの供物を。
再婚相手には、法要の為に牛車と牛を貸して欲しいと頼まれましたので、牛飼いも付けて贈りました。」
と、僧侶と再婚相手両方に便宜を図った事を明かした石蕗。

「…そなた、うつけで悪と思うていたが、ただの悪か…。」
と唸る右大臣に、涼しい笑みを返します。

右大臣をやり込めてしまった石蕗の姿を頬を染めて見つめる四の姫。

しかし右大臣は、
「ふん、再婚相手の方は説得できるとしても、すっかり珠子を養女にする気の大納言家は納得しまい。」
と吐き捨てますが、

「母たる私が差し上げぬと申しておると、どうぞお伝えあれ!!」
と四の姫から睨みつけられ、視線を逸らして俯いてしまう右大臣。


四の姫が抵抗する最中、抱きかかえられていた雪姫は石蕗をじっと見つめています。
雪姫の視線に作り笑いを浮かべる石蕗でしたが、不思議そうな顔で石蕗を見つめ返す雪姫。

そこへ四の姫が、
「忘れたか?雪姫のととさまじゃ。」
と話かけ、俯いてしまった石蕗に向かって雪姫の背をそっと押します。

石蕗の顔を覗き込み、
「…ととさまじゃ!」
と笑顔になった雪姫。

「雪姫!!」
石蕗は涙を浮かべてしっかりと雪姫を抱きしめます。

「すまぬ!忘れさせたのはととさまのせいじゃ…!」
雪姫に縋り付いて涙を流す石蕗の様子を見つめる右大臣と、涙を浮かべる四の姫。

石蕗は涙を拭い、右大臣の足に縋り付き、
「…右大臣様!私は雪姫と珠子の父です!
親王の息子であり主上の従兄弟でもあります!
ゆくゆくは必ず大納言になってもみせましょう!

その為には…右大臣様が私を婿として認めて下さらねばなりませぬ!どうか…!」
と必死に訴えますが、

「ならぬ!!ならぬ!!そなたは信用ならぬ!」
と抵抗する右大臣。

そこへ土下座をした四の姫が口を開きます。

「お父上、われも…ようやくお父上のありがたさが身にしみるようになりました。
されど― もうわれに子への恩愛は要りませぬ。

ご心配召されるな。四の姫も親になり申した。」
そう告げる四の姫の毅然とした態度に、涙を浮かべ床に崩れ落ちる右大臣―!

一方、謹慎中の沙羅は―?


「石蕗の権中納言は、出仕の行きと帰りに必ず川の見回りをしているそうだ。
今までの不在を取り戻す為、一番早く参内し、遅く退出し、朝廷の人事の把握に努めているらしい。」

そう石蕗の様子を語る、関白左大臣である父・丸光の言葉に、

(石蕗―。四の姫の婿として右大臣に認められたのだな。
四の姫―、どうなるかと思ったけれど良かった…。二人共良い方へ向かっているのだな…!!)
と安堵する沙羅。

しかし、
「お二人とも妙な噂ばかり世間に広まってしまって、
今更一緒になったからといって悪名はすぐには消えませんよ。」
と、世間の目は厳しい事を語る母に、

「母上、我が家が先陣をきって交際すれば、
他の方達もへだてなく交わって下さるようになるのでは?
夫婦となった二人を何かの宴の折りに客として招いて頂けませんか?」
と提案する沙羅。

丸光を顔を見合わせた母は、
「離縁したばかりの方を?それはいさかか浮世離れしてはいまいか?」
と苦言を呈します。

母の言葉に、
「我が家の事はお父上達の決め事でした。
差し出口を致しました。私はこれにて。」
と頭を下げて部屋から出て行く沙羅。

「あの子がまだ、男であった頃に拘り続けているのが哀れに思えます。」
「うむ…だが時が解決してくれるであろう…。」
と囁きあう二人でしたが、

「実はな、今日から主上から内談があってな…」
と妻の耳元に囁く丸光。

「え… ええ…?」
驚嘆の声を上げる妻に、
「しーっ!まだ秘事じゃ!」
と口止めする丸光。

「まあまあ…!ああ…。」
と涙ぐむ妻に
「泣くな…!沙羅にも言うでないぞ。」
と念押しする丸光。

「はい…でも嬉しくて…。」

何事かを密やかに語りある両親。夜は更けていきます―!

日は流れ―


「沙羅!早うおいでなさい!」
自分を呼ぶ声に、母の元を訪れた沙羅。

そこにはなんと、部屋中に何着もの美しい着物と反物が用意されていました。

「どうしたのですか?この立派な衣の山。」
と尋ねる沙羅に、

「今まで東の方様の好意で睡蓮の君の衣をお借りする事が多かったけれど、
そなたの為の衣を仕立ててやらねばと思いましてな。

そなたには女子の務めを何一つ仕込んでこなかった!
そなたが家に居る間に伝える事が山のようじゃ。
厳しく仕込むゆえ、気を緩めぬようにな!次は琴じゃ!」

母の剣幕に圧倒されながらも、
「でも何故こんなにいっぺんに?」
と疑問を口にする沙羅。

「そなたの乙女の時はもう終わるからです。
そういう年頃ですよ。人として女子として成熟せねばなりません。
いつか会う大切な御方の為にもな。」
と威圧感のある笑みをたたえる母の様子に、動揺する沙羅。

「明日うちで開く花の宴でそなたの琴を披露しては?」
と提案する母に、

「私は謹慎中の身!宴に出るなどもっての外!」
と返す沙羅。


そして翌日―


桜の花が咲き乱れる中庭では宴が催されていますが、
宴の喧騒をよそに一人部屋で読書をして過ごす沙羅。

そのうち部屋から渡殿(廊下)に出た沙羅はじっと舞い散る桜の花を見つめます。

(桜には、思い出が多すぎる-)
柵?に足を掛けて柱を掴み、桜の枝に手を伸ばす沙羅。

男の自分に別れを告げた桜の咲き乱れた最後の花の宴、
石蕗に女である事が知れてしまい、臥せっていた時に主上から届けられた桜の枝、
四の姫と夫婦になり、二人仲良く見上げた桜の木…。

(ほんの少し前まで男姿で桜に登ったりしていたなんて…夢のよう…。)
郷愁の念に駆られる沙羅でしたが、ふいに

「ああっ…危なし…!!」
という声が聞こえて振り向いた先には何と四の姫の姿が―!!


次号に続きます!!

episode42 たらちねの ◆◇ 目次 ◇◆ episode44 花の決意

——*…*——*…*——*…*——* 感想 *——*…*——*…*——*…*——*

前回予想した通り、今回は大部分が「石蕗×四の姫」のターンで、
沙羅と主上の進展を楽しみにしている私にとってはがっかり残念回でしたw

しかし、自分の事を「うつけ」と、
「皆の失笑を買う」と言われたと思い込んで自嘲する石蕗の表情には
不覚にもときめくものがありました!w


その昔、「さいとうちほの漫画には『白王子』と『黒王子』が登場する」
と見かけた事があり、「なるほど!」と思った事があるのですが、

「とりかえ・ばや」の連載開始当初、石蕗が登場した時から、
「あぁ、今回の白王子嫌い!」と感じて、
それ以来ずーっとそのファーストインプレッションが覆る事無くここまで来たワケですが…

初めて!!

「石蕗ぃ…」とときめきを感じる事が出来ましたw

(ひょっとして可哀相萌えなのかもですが…ww
ちなみに今回の『黒王子』ポジションの主上には日蝕の頃位からときめきまくってますw)


四の姫を無事再婚相手の元から奪い返し、男を上げた石蕗と、
右大臣から二人の姫と共に勘当されて、弱々しく臥せっていた時とは打って変わり、
凛とした表情で「自分も親になったので、もう父の庇護は要らない。」
と告げた四の姫の表情の美しい事と言ったら!!

そりゃー右大臣もほだされますよ…。


そしてここでようやく場面は沙羅の元へ!!
(今回登場しないかと焦りました…。)

丸光パパンが妻に耳打ちした「主上からの内談」って…!!

あれでしょ!?


「沙羅を入内させよ」って命令なんでしょ!?

ぎゃー!!ついにこの時がっ!!
(予想ハズしたら超恥ずかしいww)


でもでも、絶対間違いないと思います!!

いきなり沙羅に煌びやかな衣装を仕立てて揃え始めたママン!
「おなごの務」を教え込み始めたママン!!
「いつか会う“大切な御方”の為に」って既に語っちゃってるママン!!


もう間違いない!!

私はてっきり今回の「花の宴」は主上を呼ぶ為のものだと思ってたんですが、
まさかの四の姫登場!!
ななな…なんの為にー!?

「睡蓮と離婚したばっかりなのに呼ぶなんて」
ってママン渋ってたじゃないか…!!

って、これはパパとママの会話からしばらく経ってからの事なんでしょうかね…。

一体四の姫は何をしに左大臣家を訪れたのか!?
非常に気になる所です!

そして顔を合わせてしまった事で、沙羅の過去が露見してしまうのでは!?

…って、まぁこれはないでしょうが…。
(だってあんなに間近で睡蓮を見ても沙羅と入れ替わった事に気づかなかった四の姫ですから…。)

睡蓮と東宮様に続き、
今回で石蕗と四の姫の関係にも片がつき、
残す所は沙羅&主上のラブラブ展開のみ…!!

来月が非常に楽しみです!!
次号、「月刊flowers 4月号」は2月28日(土)頃発売予定です!!


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