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とりかえばや ネタバレ感想 「episode35 三の姫」(7巻収録) [ネタバレ]

月刊flowers 2015年7月号掲載 さいとうちほ「とりかえばや」 7巻35話
「episode35 三の姫」のネタバレ感想です!


池に面した屋敷なのか船の上か―。 女房達とくつろぐ主上(おかみ)。
初めてはっきりと顔を見た、想像以上に沙羅双樹の右大将に瓜二つの睡蓮
(と入れ替わった沙羅)の事を回想しています。

「内気な尚侍」という噂は嘘なのではないかと疑う程意思のはっきりした顔で、
まるで日輪(太陽)のようだった睡蓮(沙羅)の笑顔を思い出し、笑みを浮かべる主上。
その様子に驚く女房達と眉を潜める梅坪の女御―。
(梅坪は女の感で、主上の心を沙羅が捉えたのを感じ取っている様子ですね。)

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更に主上は、宮廷に戻ってきて以降、以前とうって変わって
大人っぽく静かな気品を漂わせるようになった沙羅双樹
(と入れ替わった睡蓮)について考えます。

「目立たないように振る舞っているのは、未だ心の傷が癒えぬせいだろうか。
唯一、石蕗の権中納言を蹴り倒したというのは以前のかっ達な右大将を髣髴とさせるが…」

石蕗を蹴り倒す沙羅双樹を想像して、くすくすと声を立てて笑う主上ですが、
左大臣家、右大臣家を巻き込んだ色恋沙汰の上に不義密通を犯した従兄弟
「石蕗の権中納言」についても、「相方の良い方へ解決できぬものか」と思案します。



場面は変わり、面で顔を隠した男達が披露する舞を楽しむ東宮と、傍に控える沙羅。
舞が終わった後、舞の褒美として東宮より舞人に衣が下賜されますが、
傍に寄って衣を受け取る舞人について、東宮は何かに気付いた様子。

青冷めて震え出す東宮の異変に気づき、「どうされましたか?」と声をかける沙羅に
「…あの夜の香りが…」と語る東宮。

東宮を襲った狼藉者が舞人達の中に居ると知り、
どの男か確認する沙羅でしたが、
東宮は「顔はわからないし思い違いかもしれない」と答えます。

立ち去った舞人達を戻そうとする沙羅に対し
「もう平気じゃ。…大事ない」と言いつつも浮かない表情の東宮。
沙羅はそれ以上何も言えません。

その様子を舞人の一人が振り返って見ています。



「東宮様はそう仰ったけれど平気なはずは無い。
狼藉者を突き止めない限り東宮様の悪夢は終わらない。
どうか手を貸して舞人を調べて欲しい。
式部省の私の友人が力を貸してくれるはず。」

そう沙羅から連絡を受けた睡蓮は
「もちろん東宮様の為ならなんでもしよう」と考えますが、同時に
「昔の沙羅をよく知る友人だからこそ、入れ替わった自分の正体が露見してしまうかも」
と不安に思いながら、式部省の沙羅の友人、
橘の式部大夫(しきぶのたいふ)を訪ねます。



「向かいあってお話するのは久しぶりですね。心配していました。」と
明るく声をかける橘の式部大夫に対し、頭を下げたままの睡蓮。

その様子に「頼み事ですか?なんでもおっしゃって下さい!」と問う大夫に睡蓮は
「密事(ひそかごと)でお願いします」とした上で、
「先日の東宮様に対する狼藉者の正体を調べて頂きたいのです」と話し出しますが、

「このような昼間に公の場所で密事を話す物では無い。
私のように聞いている者もいるのだからな」
と声が聞こえます。


睡蓮の背後から姿を見せた男に対し、
「式部卿の宮さま!」と声を掛ける橘の式部大夫。

男の名を聞いた睡蓮は、沙羅に言われた
「式部卿(しきぶきょう)の宮は頭の切れる宮中の実力者で、油断ならない人物」
という注意を思い出し、「心せねばっ…」と気を引き締めますが、
すっと背後に忍び寄られ、ぞっとしてしまいます。


式部卿の宮は、先日睡蓮がカッとなって蹴飛ばしてしまった石蕗について、
「親友であるはずの石蕗の権中納言に乱暴したそうだな?」と問い詰めてきますが、
睡蓮は「その親友が元で死ぬ思いをした」と恐る恐る言い返します。

「そなたたちはもう親友ではないと?」とさらに問われ、
至近距離から見つめられて何も告げられず冷や汗をかく睡蓮に対し、
「捨てられたか。気の毒な石蕗の権中納言よ」と笑いながら、
その場を立ち去る式部卿の宮に「おそろしかった…!!」と詰めていた息を吐く睡蓮。


式部卿の宮とのやり取りを聞いていた橘の式部大夫は
「右大将が変わったのはそのせいですか?
(石蕗を含む)私達は面白い仲間だったのにこの頃は一緒に遊ぶ事も無い。
互いに大人になって忙しいし仕方無いかもしれませんが…」と消沈しますが
それを聞いて「皆が私が変わったと噂しているのですか?」と焦る睡蓮。

それに対し橘の式部大夫は
「右大将は人生が変わるような苦労をされ、気の毒に思う」と
主上が仰せられていたそうだと話しますが、それを聞いた睡蓮は
「主上まで不審に思っておられるのか!?しっかりせねば沙羅も東宮様も守れない!!」
と不安になります。



日は変わり、沙羅の元を訪ねた睡蓮。
2人は東宮を襲った狼藉者について話し合っています。

「舞人の一人が東宮排除派の殿上人達と親しくしているが、犯人という証拠は無い」
と語る睡蓮に対し、
「むろん手がかりは東宮様の香の記憶だけ。
でも放っておけばまたいつ東宮様に危険が及ぶかもしれない。
東宮様が香りを思い出した時、奴はこちらを見ていた気がする。
奴が尻尾を出すのを待つより先に証拠を掴んで、問い正す機会は無いものか?」
と、いらいらする沙羅。

「…考えてみる」と言い残し、沙羅の元を去る睡蓮。
その様子を遠目から眺める女房達…。
(女房達は頻繁に通ってくる右大将を怪しく思っているのかも!?)



ある日、尚侍としての仕事中の沙羅は人目を避けて三の姫を呼び出します。
「梨壺では話せない事か」と問う三の姫に「壁に耳あり」と返す沙羅。
続けて、「警護の為、東宮様の寝所に寝起きする事を許して貰えないか」と話します。

眉をひそめる三の姫は
「睡蓮の尚侍は何をこそこそ画策しているのか?
東宮様がまた襲われるという情報でも兄の右大将から聞き出したのか?
それとも東宮様によからぬ煩悩を持っているのか?」と沙羅に問いますが
沙羅は「煩悩」の意味が理解できない様子。


三の姫はなおも
「睡蓮の尚侍は女らしいという噂と正反対の御方とお見受けする。
以前から梨壺に使える女房達は皆、尚侍がひどく代わったと口々に申している」
と言い出し、それを聞いて「まずい。男だった頃の癖がつい出てしまう」と焦る沙羅。

「何か知っているなら自分も知らねばならない立場である」と主張する三の姫に対し
「三の姫を軽んじるのは得策ではない」と考え、訳を話す沙羅。

話を理解し、
「犯人の手がかりが香のみというのなら、東宮様にもう一度香りを嗅いで頂くしかない」
と話す三の姫に「東宮様にもう一度あの夜を体験しろと!?」と反抗する沙羅でしたが、
三の姫は「犯人の衣を手に入れれば良い」と提案します。


そこにタイミング良く「右大将からの使い」として
「狼藉者と見られる者の衣」を手に入れた睡蓮の従者が沙羅を訪ねてきます。


急いで東宮の元へ行き、衣を嗅いで貰おうとした沙羅と三の姫ですが、
衣を持とうとする沙羅に対し、「自分が持つ。手柄を一人じめするな」と三の姫が言い出し、
二人は揉め始めてしまいます。

そこに現れた、面で顔を隠した舞人が沙羅を蹴飛ばし、衣を奪い去って逃げ去ります。

その瞬間、三の姫は羽織っていた衣を脱ぎ去って肌着と袴だけになり、
袴の裾をたくし上げ、裸足で庭へ飛び折りて横切り、
屋敷内を走って逃げる狼藉者にあっという間に追い付き、奪われた衣を引っ張ります。

バランスを崩して転ぶ狼藉者の袴をさらにがっちりと掴む三の姫。
そこに沙羅も追い付き、狼藉者を踏みつけて取り押さえます。
更にその場に駆けつける睡蓮達。



「犯人は自分の衣が奪われた事を知り、証拠隠滅の為大胆な行為に及んだが
沙羅と三の姫の働きで捕らえる事ができた」
「犯人をそそのかし、褒賞と昇進を約束した者についても問い正している」との報告を受ける東宮。

「自分は良い尚侍を二人も持っているとはなんという果報者じゃ!今日は祝いぞ!」
久しぶりに弾けんばかりの笑顔の東宮の声と共に祝いの宴が始まります。



宴席では無く自室で文(ふみ)を呼んでいる三の姫を訪ねる沙羅。

酒に酔ったのか、狼藉者を捕らえた際の自分の事を
「驚く程の事では無い。小さい頃は野山をかけめぐり、「猿」と呼ばれていた」と語りだす三の姫。

「都育ちではないのか」と問う沙羅に対し、
「宇治の山奥で育ち、十四歳の時に母を亡くし、
都の右大臣邸へ引き取られた」と語る三の姫。

自分も十四歳で出仕した事から、
たった一人で頑張ってきた三の姫の苦労を思いやる沙羅。


「新しい母や姉妹は私に無関心だったが、父はようやく私が役に立つ事に気付いた。
二人の姉は子供を授からず、妹の四の姫は不義の子を二人も設けた」と語る三の姫に対し、
「周りから期待されて自身も願っているのに長い間子供を授からないのは苦しい事、
不義であっても無事生まれてきてくれた子は宝だ」と告げてそっと目を閉じる沙羅。

そんな沙羅を含みのある視線で見つめる三の姫は
「今、父から貰ったばかりの文を読んでいた。褒めてくれた。
ようやく回ってきた右大臣家の将来を託されたこの御役目を全うする」と、
胸元から文を取り出し、再び眺めます。

話を聞く内に「自分と似ているのかもしれない」と感じる沙羅。


「東宮と主上をお守りしよう」と意気投合したように手を取り合い盛り上がる二人でしたが、
次の瞬間二人の間には沈黙が…。

三の姫は「本当に東宮様を大切に思うなら、今のお立場から解いてさしあげねばならない。
その為には主上に男の御子が生まれて、その御子が新たな東宮になられる事だ」と語り、
沙羅も同意します。


三の姫は「前回初めて会った主上があまりに美しく立派で涙が出た」事に触れ、
「睡蓮の尚侍は主上の女御に上がる直前であったと伺っている」と口にしますが、、
「その話はもう無い事になった。私が病弱で女御の器ではないから…」とごまかす沙羅。

「では主上の女御に上がる事はないと―?」と尋ねる三の姫。

「いかにも!なぜ?」と返した沙羅に
「私が入内して男の御子を生み、主上と東宮様のお役に立つ事を父が望んでいるが
睡蓮様はどう思われますか?身に過ぎた望みと思われますか?」と問う三の姫。

一瞬言葉に詰まった沙羅でしたが、すぐに
「いいや、三の姫ならきっとふさわしい」と告げると、三の姫は喜びます。


嘘を言った訳ではないのに
なんだろう?このもやもやとした心地――。


沙羅の胸の中に謎の思いが渦巻きつつ
次号に続きます!!

episode34 天津狐の夜 ◇◆ 目次 ◇◆ episode36 相逢


——*…*——*…*——*…*——* 感想 *——*…*——*…*——*…*——*

主上と沙羅がひっついてしまえばいいのに!!と密かに思っていましたが!!
ここに来て沙羅の気持ちに変化が?生じています!!
といっても元々主上大好きな沙羅ですが…。

三の姫が時々沙羅の胸中を量るような素振りを見せるのが気になります!
腹に一物あるのか無いのか!?まだまだ謎な三の姫です。

今回の展開はちょっと強引かなーと思ってしまいました。
狼藉者が衣を睡蓮が手に入れた事に気付いて取り返しにくるとか、
東宮様の宮?にそんなにほいほい男性が入って来れるのかとか…。

沙羅と睡蓮の立場の逆転も済んでしまいましたし、
そろそろ最終回も近いのかとも思ってしまいますが…。
まだまだ「とりかえ・ばや」の続きが気になります!!

——*…*——*…*——*…*——*…*——*…*——*…*——…*——*…*——*

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