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とりかえばや ネタバレ感想 「episode34 天津狐の夜」(7巻収録) [ネタバレ]

月刊flowers 2015年6月号掲載 さいとうちほ「とりかえばや」 7巻34話
「episode34 天津狐の夜(あまつきつねのよる)」のネタバレ感想です!


東宮の梨壺へと進んでいた沙羅扮する睡蓮の一団と、反対側から来た三の姫の一団。
どちらも道を譲らず、にらみ合うばかりで梨壺に入れない状況に、
自分が話しをしようと先頭の十良子(とらこ)に声を掛ける沙羅。

その時、三の姫が進み出て来て沙羅の前に跪き、
「初めてお目にかかります。我が身は右大臣家の娘、三の姫にございます」と挨拶します。

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それに対し沙羅も「私はさ…じゃなくて、し…すっ睡蓮の尚侍です!!」と挨拶します。
沙羅の挨拶と同時に跪く三の姫の一団と睡蓮の尚侍の一団。
跪いて挨拶をする事に気付いた沙羅も身をかがめます。

「睡蓮の尚侍様は自分より先に東宮様にお仕えしているので、お先にお通り下さい」
と語る三の姫を見つめる沙羅は

「美少女に見えるけれど、私より3~4歳上なのだろうな…
落ち着きがあって良い感じ…四の姫に似ているし」と考え、

「いえ、四の姫の姉君ならば私の姉も同じ事!どうぞお先に」と応えます。

すると、三の姫はすっと立ち上がり、
「それもそうですね。尚侍の兄君の右大将殿は私の妹の夫。
―という事は私の方が先に行かせて頂くのが道理というもの。では遠慮なく」と微笑みます。
その様子に口をぽかんと開け、呆気に取られる沙羅。


広間にて東宮が現われるのを待ちながら、
沙羅は「この姫侮れない!」と隣に座る三の姫を意識します。

周りを確かめて見ると、三の姫の侍女が半分以上を占めており、
以前、右大将として吉野山で東宮を訪ねた時に居た
睡蓮の同僚の宣旨の君(せんじのきみ)も見当たらず、
様変わりしてしまっている梨壺内に「何かあったのか?」と考える沙羅。

「睡蓮と入れ替わったばかりの自分にとっては、
昔の睡蓮を知る人が少ない方がありがたいが―。
一番の難関は東宮様だ…!!
お会いしたら自分が睡蓮と入れ替わった沙羅双樹だとお話しよう…」と思案している時、
東宮の使いから「東宮様は気分がすぐれず、尚侍にはお会いになれない」と告げられます。

「この私がどうされたのか様子を…(伺いましょう)」と
東宮の元へ行こうとする三の姫ですが、
「なりません!誰にも会いたくないと仰せです」と使いの者に遮られてしまいます。
驚く沙羅と三の姫。


「東宮様の寝所に狼藉者が!?」と声を上げる沙羅。
「しかも捕らえられなかった?」と険しい顔で三の姫から話を聞きます。

「左大臣様が暇を取っておられたので、父の右大臣が責任者を裁いた。
宣旨の君と東宮付きの女房の多くが手引きを疑われて辞めさせられ、
東宮の尚侍が一人も居なくなった。それゆえ自分は父に
「東宮様をお守りせよ」と命じられて尚侍となりここに来た」と語る三の姫に

「私もだ」と語る沙羅。

険しい表情で見つめる沙羅に
「睡蓮の尚侍は女らしい方と聞いていたのに…」と後ずさる三の姫。

女房達は「東宮様は幼い頃から慣れ親しんだ者達から引き離され、
悲しみのあまり引きこもってしまわれた。
睡蓮の尚侍が帰ってこられる事に一縷の望みをかけていたのに
何故会われないのか…」と語ります。


それを聞いた沙羅は「やはり…きちんとお話せねば」と考え、
東宮の寝所を訪ね、御簾越しに「お話したい事があります」と声をかけます。
しかし背後にぴったりとくっついて居る三の姫。

「二人きりでお話ししたい事が…」と釘を刺す沙羅に
「疑っている訳では無いが、二人きりは…」と怪しむ三の姫。

「自分と一緒では不都合なお話か?」と問答になった時、
睡蓮の尚侍一人だけ、東宮の寝所内に入る許しが出ます。


東宮の寝所内に足を踏み入れる沙羅。
小さな花のような明るさを放っていた東宮はすっかりしぼんでおり、
真っ暗い部屋の中、うつろな瞳で沙羅を振り返ります。

「近う」と声を掛けられ、
「…実は」と口にしながら東宮の近くによる沙羅。
次の瞬間、東宮は両手で沙羅の胸を触ります。

驚いて「と…東宮さま?」と声をかける沙羅の顔を見て
「女…!!」と呟く東宮!

「そなたが帰って来た時、御簾ごしに見ていた。
そなたはすっくと立って右大臣家の尚侍といきなり争い始めた。
わしの知る内気な睡蓮ではない」と言い出す東宮に
「ですからお話を…(聞いて下さい)」と告げる沙羅でしたが、
「そなた…何者じゃ?近寄ってはならぬ!!」と声を荒げられてしまいます。

その声を聞きつけて三の姫が寝所に入ってきます。
「お聞き下さい!」と食い下がる沙羅は
「さあ出ましょう 睡蓮さま」と強引に寝所から連れ出されます。


宣耀殿(せんようでん)に帰った沙羅。
「はーっ…女の装束は重い」と、ぐったりして横になります。
そんな沙羅に「お疲れでした姫様」と声をかけ、肩を揉む十良子。

「女の仕事はもっと楽かと思っていた。家に帰れないのも辛いなー。
睡蓮に報告したいのに」と語る沙羅に
「文をお出し下さい」と提案する十良子。


「東宮様が引きこもってしまい梨壺は闇に閉ざされている。
宮中行事にも出れない事が続き、女東宮を排除しようという者達の悪口が耐えぬ。
東宮様と睡蓮をどこかで密かに会わせてあげたいと思うが、今はその時ではない。
東宮様が男と会ったなどという疑いを少しでもかけられてはならない」

沙羅からの文を読む睡蓮。
部屋を出て星を見上げながら「…東宮様、せめて沙羅を頼りにして下されば…」と呟きます。
すると空を星が流れます。

「…流星!!不吉な…」と顔を覆う睡蓮でしたが、
空には更にいくつもの流星が。
「あんなにたくさん―」不安に怯える睡蓮。


その日から、夜な夜な流星が落ち、
都の人々は「空が落ちてくる」「見てはならない」と家に隠れ、
飢饉の前兆と恐れおののきます。


「宮中では陰陽寮の博士が「さらに大きな星が来る」と予言し、
そして「全ての災いは役に立たぬ女東宮のせい」と噂するけしからぬ輩もいる」
との睡蓮からの文を読み、
「東宮への誹謗はこの私が許さん!!」と怒りに燃える吉野の宮。

吉野の宮は沙羅と睡蓮に「私の知っている事をお教えしたい
これより都にもっとも大きな流星が空を覆うであろう
これを「天津狐(あまつきつね)」と呼び、古来より人々は恐れてきた」と文を出します。


一際大きい流星が現れ、3日目の夜。
流星を眺める主上達――。

「国中の全ての寺社に命じ写経をさせております。
今宵は大極殿でも僧を集め写経と読経を始めさせております。」と主上に報告する丸光。
主上も「私も清涼殿で夜を徹して写経しよう」と応えます。


梨壺では東宮が空を見上げながら
「世を惑わし恐れをまきちらす天津狐、早う消え去りますよう」と祈ります。
それを見た三の姫が
「見てはなりませぬ!不吉で東宮様を汚します」と自らの袖で東宮を覆います。

「夜の闇は神と悪鬼の時間だ」と語る三の姫に
「東宮が世の安寧を祈るのは当たり前の事だ」と語る東宮。

そこに沙羅が現れ跪き、
「東宮様、この睡蓮に提案がございます。聞いて頂けますか?」と進言します。

「うむ」と応える東宮に、
「帝は今清涼殿で妖しの星が消え去るよう写経しております。
東宮様には大極殿にて僧達と共に写経して頂きとうございます!」と告げる沙羅。

沙羅の提案に
「何を申すか!?何故東宮様が僧達と同じ場所に行かねばならぬ?」と反対する三の姫。
他の女御にも「そうじゃ!写経ならここで充分」だと反論されますが、
なおも「僧達に東宮様が写経している姿を見せる事に意味があるのです」と食い下がる沙羅。

「尚侍の考え、いまひとつわからぬ」と東宮が語った瞬間、庭から
「東宮様!私がお守り致します!どうか大極殿へおでまし下さい!!」と響く声。

その声に「なつかしい睡蓮の声…?」と睡蓮を思い出す東宮。

「誰じゃ?庭に潜んでいる狼藉者は?」「警護の兵を呼べ」と騒ぐ三の姫と女御に
「私の兄、沙羅双樹の右大将を私が呼びましてございます。」と言い放つ沙羅。
東宮には「東宮様を大極殿までお送り致します。」と語りかけます。


庭に控える睡蓮、目には涙がうるみます。
その姿を見て「まことの睡蓮じゃ!!」と気付く東宮。

そこへ沙羅が
「私、睡蓮の尚侍と沙羅双樹の右大将が、東宮様を守護申し上げます!!」と力強く語ります。

「尚侍」と沙羅に近寄り、
「睡蓮と表をとりかえたのか?」とひそひそ囁く東宮。
「は」と応える沙羅。
「興あり(おもしろい)」と久しぶりに笑顔になる東宮。
そして一行は大極殿を訪れます。


沙羅から短い経文を渡され、
「どうか夜明けまでに写経を終わらせて下さい」と告げられると、
「うむ、尚侍が言うなら」と応える東宮。
真剣に写経を始めます。

清涼殿では主上が「病の東宮が大極殿で写経をしている」と報告を受けています。


写経を続ける僧達に、東宮が写経した巻物を見せ、
「おのおの方!東宮様が願をかけ写経を終えられた! 夜明けと共に天津狐は消え去ろう!!」と宣言する沙羅。


そして夜が明けます――。


空から消え去る天津狐の流星。
人々は「天津狐が消え去った」「めでたい!」「東宮様の写経の恩恵か!?」と騒ぎます。


梨壺に居る東宮の元へ「主上が来られる」との一方が入り、
「どうしましょう…主上に初めてお会いするのに…もっと良い衣なら良かったのに…」と焦る三の姫。
沙羅は「上様…久しぶりにお会いできる…!!」と嬉しい気持ちもありながら、
「でも見破られないだろうか?」とも考えます。


そして梨壺に主上が訪れ、
「そなたは奇跡を起こされたようだ。天津狐を追い払ったのは東宮の写経の力と
僧達は口々に申しておる」と東宮に語りますが、
東宮は「いえ…睡蓮の尚侍の言うがままにしただけで…」と謙遜します。
それを聞いて「うわーーっ こちらにふらないでくださ…」と焦る沙羅。

それを聞いた主上が今度は沙羅に
「では――睡蓮の尚侍が奇跡を?」と語りかけると
沙羅は吉野の宮からの文を差し出し、
「吉野の宮よりお知恵を拝借いたし、兄の右大将と計らいましてございます。」と語ります。

御簾が上げられ、主上に直接文を手渡す沙羅。
主上は沙羅を見つめますが、沙羅は目を上げられません。


吉野の宮からの文には
「大きな流星が都の空を覆うであろう。
それは唐の国の「史書」の中にも「日本書紀」の中にも記述がある。
古来より周期的に訪れ、あまりにも大きい為、数日間空に燃え続けるが心配する事はない。
三日目の夜明けには消えてなくなるであろう」と記されてあり、

それを見た主上は
「なるほど。今朝が三日目の夜明けだったか。
流石に吉野の宮は万事ご存知であられる」と語ります。


それを聞いて
「吉野の宮様と右大将と尚侍が憂いを払ってくれたのですね」と呟く東宮。

主上は「私も知恵を出そう。私が昔東宮だった頃日食があった。
その時兄の帝の為、都の民の為、大極殿で日食の呪い封じの祈りを行った。
そして今朝、同じ大極殿で東宮が同じように写経で天津狐を追い払ってみせた。
私の東宮がその地位に相応しいこと、皆の者に広く知らしめる」と、力強く語ります。

その言葉を聞き、「上様…!!」と涙を流して喜ぶ東宮。

その様子に感激した沙羅は、
伏せていた顔を上げ、「ありがとうございます主上!!」と笑顔で主上を見つめます。

その様子を含みのある表情で見つめる三の姫――。


次号に続きます!

episode33 ◆◇ 目次 ◇◆ episode35 三の姫


——*…*——*…*——*…*——* 感想 *——*…*——*…*——*…*——*

対に女の姿で主上に出会ってしまった沙羅!!
主上と沙羅が今後どうなっていくのか非常に楽しみです!

そしてしたたかな三の姫も気になります。

今回ちょっと「んー?」と思ったのが、
東宮が沙羅に「睡蓮と格好を取り替えたのか!?」と聞くシーンです。
東宮は睡蓮が男だという事は知っていますが、
沙羅が女である事は知らないハズですよね!?
そこがどうも引っかかってしまいました…。
まぁあまり細かい事は気にしませんがw

今後の沙羅と主上がどうなっていくかが楽しみです!!

——*…*——*…*——*…*——*…*——*…*——*…*——…*——*…*——*

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